THE “φonon” SITE

『騒音書簡』が大団円を迎える。コロナ禍の2022年3月の連載開始から3年余。これがひと切りの仕舞回ということになる。

「デュアルスパイラル書簡」と銘打ったこの連載は、ウェブサイトを介することで第三者の覗き読みを前提とした手紙のやりとり。発案としては、互いの「最初のフレーズ」をソロで奏でてからデュオ~ダブルデュオ、そして時にクヮルテットに……初期の一回性から創発的な偶然性が意図的な制御性を無意味とするコンティンジェンシーへ、大仰にいえば連載の仕掛けそのものがノイズの決定的重要性を浮かびあがらせてくれるような……。それが成功したかはわからない。ただ、当の書簡の主だけでなくピーピング読者にも正解としての解釈を許さないことで解釈の出現過程を垣間見ることができ、それが毎月の楽しみだった。

鈴木、市田の両氏には「長いことありがとうございました」と伝えたところだ。

佐藤 薫

NEWS / UPDATES

■『騒音書簡』第三十九回を公開

■ 2025年6月13日 (金)M.U.D.R.O.M. 出演!
at Kyoto UrBANGUILD:
OPEN 18:30 / START 19:00

■『騒音書簡』第三十八回を公開

■『騒音書簡』第三十七回を公開

■『騒音書簡』第三十六回を公開

■『騒音書簡』第三十五回を公開

■『騒音書簡』第三十四回を公開

■『騒音書簡』第三十三回を公開

■『騒音書簡』第三十二回を公開

■ 市田良彦がCD『残酷の音楽』(鈴木創士 + 森田潤)に寄せたライナーノーツ「異言としての音楽、あるいは生成AI時代のアントナン・アルトー」を特別掲載❗

■ R.N.A. ORGANISM
1980年発表のLP『R.N.A.O Meets P.O.P.O』NYのMesh-Keyより初のヴァイナル単独オフィシャル・リイシュー発売!

■ 2024年5月18日リリース!森田潤 × 鈴木創士 SÔ-SI SUZUKI + JUN MORITA『LA MUSIQUE DE LA CRUAUTÉ 』

■『The Last One〈Poésies : Les Rallizes Dénudés〉裸のラリーズ詩集』2023/12/1発売。
日英仏3言語による裸のラリーズ詩集。市田良彦・編集解説、鈴木創士も寄稿。

■ ムック『AGI 6 / MERZBOW Ⅳ』にR.N.A. Organism小特集掲載!
森田潤の論考や「特別編・騒音書簡」も‼

■『騒音書簡』を毎月掲載中の鈴⽊創⼠と、φononのディレクターの一人でもある森⽥潤による共演盤Sô-si Suzuki+Jun『Vita Nova』がSHRINE.JPより2023年10月20日リリース!


ムック『AGI6 / MERZBOW Ⅳ』
── R.N.A. ORGANISM特集
発売中!

 

●R.N.A.ORGANISM『R.N.A.O Meets P.O.P.O』●Morley meets R.N.A.O / モーリー・ロバートソン ●R.N.A. Organism アルバムレビュー / よろすず ●「掴み難さ」の政治性 -R.N.A. Organismの戦略を巡って- /よろすず ●ウイルスをつくる ~逆転写されたアナログ・テープ / 森田潤 ●騒音書簡 / 市田良彦⇄鈴木創士 ●甦る、伝説のエレクトロ・ノイズ・インダストリアル ─佐藤薫、インタヴュー / インタビュアー 野田努 ●R.N.A.O on『ロック・マガジン』阿木譲
●オリジナルグッズ販売開始
R.N.A. ORGANISM – 伝染音生命体/PEAR GARDEN

東京感電帯

#StandWithUkraine

NEW RELEASE! 2021. 10. 15 On Sale

『森田潤が紡ぐ60スニペッツ!』
選択/配列された60個の音の断片。各60秒の音の欠片(カケラ/スニペッツ)がモジュラー・シンセ奏者、DJ、そして音楽的倒錯者である森田潤によって「死の騒音」に変換される。予想し得ないカケラの分布と、その重畳たるシークエンスが心地よい眩暈を誘う、これまで以上に実験的で意欲的な60分のコンセプチュアル・アルバムだ。

『三者相乗するインダストライバル・ユニット。ファースト・アルバム!』
またしてもφononから新時代のトリオ・ユニットが登場する。ベテラン電子音楽家のルビオラ、EP-4のパーカションを担当するユン・ツボタジ、そしてドラム・パーカッショニストとして幅広く活動するアートハンド──豊富なキャリアで関西を中心に活動する3人のグループ「M.U.D.R.O.M.(マッドロム)」。呪術的陶酔と昂揚に満ちた黒いインダストリアル……デビュー!

Also Available! 2021. 7. 16 On Sale

『もはや[偉業]のベスト・トラック集・第二弾❘』
エレクトロ・ノイズ・ミュータント”TENTENKO”が通販やライヴ会場で発表してきた自主レーベル作品からの、選りすぐりトラックのベスト・コンパイル第二弾! ハンドメイド・テイスト100%の13トラック(含未発表曲)に加え、初期作品群から15トラックをセレクトした初回プレス限定ボーナスCD付。混迷極まる東京オリンピックに先駆け発売完全決定!

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日本のオルタナティヴ・ミュージック黎明期を代表するユニットとして注目される”R.N.A.オーガニズム”の未発表ミックス音源集が単独CD発売! Vanityレーベルから1980年に発売された唯一のアルバム制作時の別ミックス/ヴァージョンが、40余年の眠りから今ついに目覚める……。アブストラクトでフリーキー、オリジナル盤とは異なるアスペクトでその全貌を明らかとした決定盤!!

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